補助金とは、国や地方自治体が支給するものですが、経済産業省主管の事業拡大や新規サービスの導入等に関するものが大半です。要件の枠内で『事業計画書』などを作成・提出したものが審査されます。また、採択(合格)後に事業に掛かるお金は事業者(申請者)が立替払いをする必要があり、その領収書等の必要要件を満たした書類を提出し認められた場合のみ後払い支給されます。採択後であっても、実際の事業実行内容が要件を満たさないと判断された場合は、補助金は不支給ということがあり得ます。

助成金とは、国や地方自治体が支給するものですが、厚生労働省主管の雇用に関するものが大半で、ほとんどが後払い支給です。審査がなく要件を満たせば受けられますが、要件自体が厳しいものもあり、満たしていないと不支給という場合もあります。

給付金とは、国や地方自治体が支給するもので、使用用途や支給方法などは給付金の内容により異なります。補助金や助成金は主に企業が対象ですが、給付金は個人が対象のものも多くあります。コロナ禍に関連する各種給付金は記憶に新しいところですが、主だった給付金は雇用保険に関するものが大半です。要件に合えば審査はありません。

支援金とは、元々は被災地で支援活動をする機関や団体(NPOやNGO)に送られるお金のことなのですが、コロナ禍で地方自治体から「○○緊急支援金」や「○○支援給付金」といった名称の様々な給付金の支給がありました。コロナ禍以降でよく耳にした支援金は、実質は給付金にあたるもので、要件に合えば審査はなく、申請をすれば給付されます。